お疲れさまです。あざらしばいぬ(@AzaraShibainu)です。
脱出ゲームシリーズでは7作目となる「あおもり駅舎」。
制作時にあれやこれやと思いながら試行錯誤しておりましたので、そんな裏話を忘れないうちに書き留めておきます。(需要はないとは思いますが)
まずは「脱出ゲーム」シリーズの背景から

脱出ゲーム制作自体は2021年から続けており、都道府県をモチーフとしたシリーズは「宮城のおみやげ屋」を初回作として4作品リリースしております。
このシリーズを通して一番に伝えたいのは、その土地ならではのニッチな魅力です。
地方に旅をしたことがある方であれば、なんとなく感覚が伝わるかと思うのですが、その土地にに降り立ってつぶさに辺りを見渡してみて、やっと発見できるような魅力があると思います。
例えば「あの信号機めずらしい形してるな」とか「あのマンション田んぼの中に立ってるな」とか、そんなくだらないレベルの気づきです。
カッコよく言語化できませんが、そんなぼんやりとした気づきを共有できないかな?と思い、脱出ゲームという形にして発信しております。
脱出ゲームというプラットフォーマット、老若男女問わずプレイ層が広くあまねく分散しており、また、作る側も準備が非常に容易なので、なにかの思想を発信したい場合にはうってつけだと思います。(ヤバい思想は広めちゃダメだよ)


「脱出ゲームあおもり駅舎」の制作背景
私の生まれ故郷でもある青森県について、県外の人(もしくは世界の人々)に向けて、なにか面白いコトを発信できないかな?と思い、まずはアイデア探しから取り掛かりました。

実は何ヶ月か前から舞台は青森駅にしよう!と心に決めており、その中に青森の魅力を詰め込む作業をしておりました。
戦前の時代から数多くの流通を支えてきた青森駅。今でこそコジャレた(笑)風貌に建て替わっておりますが、少し前までは駅前に青果店や鮮魚店が連なっておりました。第一次産業でメシを食っている青森県の魅力が、「4代目駅舎」にはあったと感じております。
さて、舞台は決まり、次はネタ探しです。
ここで、青森県を取り扱う上で絶対に注意しなければならないのが「津軽・南部問題」。青森県は日本の中心から遠く離れた末端でありながら、人知れずデリケートな事情を抱えております。まるで1国家2制度のよう。
津軽、南部、下北地方のネタはそれぞれ均等に割り振るように意識したうえで、双方からなるべくヘイトを買わないようにネタづくりを進めました。
今回取り入れたギミックネタの中でも、とりわけ私のお気に入りが「地図パズル」です。
ゲームを解き進めていくと、自然とその県にまつわる知識が身に付くような知育的要素が個人的に大好きで、今回はそんなギミックをうまく作れたのではないかと自賛しております。

他には前述したニッチな魅力枠としてスタミナ源たれをエントリーさせてみたりしています。
青森県内のスーパーでは普通に置いてあるような、県民にとっては何の変哲もないタレなのですが、青森県産の食材をふんだんに使用した、いわば青森県産野菜ジュース(タレ味)です。
青森県といえば?でランキングを取ったら、おそらく80位くらいにランクインしてくる程度の「知る人ぞ知る」な商品だと思います。

「脱出ゲームあおもり駅舎」の評価
今作に限った話ではありませんが、私の作る脱出ゲームはどうもボリューム層にはウケが今ひとつらしく。
私がストアにリリースする段階では、曲がりなりにもテストプレイを重ねて、自信を持って面白いと言える状態で出しているので、現実の厳しさを思い知りますね。
(ゲームジャンルによってボリューム層が求めている「ツボ」みたいなのが恐らくあって、そこと私の思いがズレているんだと推測します)
ただ、直接届く形でお褒めいただいたり、毎作プレイいただき感想を頂戴するといったこともありますので、トータルで見ると大変ありがたく思っております。
今後の制作スケジュール
お客さんがついている訳でもないのでのんびりやろうかなと思っています。
仕事でもあるまいし。笑
ただ、いつになるか分からないので気長にお待ちいただければと思います。
現場からは以上です!
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回も読んでもらえると嬉しいです。(あざらしばいぬ)
